【日本大学 薬学部 6年生】 卒延 からの逆転劇―化学を武器に国家試験を突破した3か月からの逆転劇

日本大学 薬学部 6年生

日本大学薬学部で卒業を一年延ばした私は、卒業試験と国家試験が目前に迫る中、化学を中心に複数の科目が崩壊状態となり、「何から手を付けても穴だらけだ」という思いで、毎晩のように不安に押しつぶされていました。模試の成績は下降する一方で、努力しても結果がついてこない日々が続き、焦りと自己嫌悪ばかりが募っていきました。睡眠の質も悪化し、何度も目が覚めては、天井を見つめながら「もう間に合わないのでは」と考えてしまう、そんな毎日でした。

そんな状況の私に希望の光を当ててくれたのが、ウェルズの個別指導でした。初回の面談で担当の先生は、私がこれまでに受けたテストや作成したノート類をすべて確認し、それらを単元ごとに分類し直してくださいました。そして「断片化した知識をつなげて、化学全体を貫く一本の理解の軸を通そう」と言いながら、蛍光ペンで重要な範囲を視覚的に整理してくれました。その瞬間、胸の奥にかかっていた霧がすっと晴れていったのを今でも覚えています。勉強すべきことが明確になったことで、久しぶりに前向きな気持ちになれました。

指導は週に二回、各90分の演習指導と、週に一回のオンラインでの質問対応という構成でした。対面指導では、基礎的な反応機構の理解から、医薬品の設計、さらには臨床応用に至るまで、幅広いトピックを一気通貫で結びつけて説明していただきました。演習はその場で取り組み、すぐに添削してもらうことで、疑問を翌日に持ち越さない「即解決型」の学習サイクルが自然に定着しました。

また、私のノートも先生の手で「考え方→公式→例題→応用問題」という流れに再構成され、学習の軸がより明確になりました。特に直前期には、応用問題から基本へとさかのぼる“逆流復習”という手法を取り入れ、理解の抜けや記憶の曖昧な部分を一つずつ丁寧に補強していきました。自分では見落としがちな「わかったつもり」の部分を的確に指摘してもらえたことで、理解がどんどん深まり、勉強が楽しくなっていったのです。

さらに、学習計画と自習の進捗はGoogleスプレッドシートで毎日報告し、生活リズムや体調管理までサポートしていただきました。「ただの勉強」ではなく、「学習環境そのものを整える」指導だったことが、私にとっては非常に大きかったと思います。

その結果、たった三か月で化学の過去問正答率は九割を超えるようになり、苦手だった薬理や製剤の点数も連鎖的に向上していきました。卒業試験は一発で合格、そして国家試験では化学分野がほぼ満点という、かつては想像もできなかった結果で合格を手にすることができました。

私は、スタートでつまずいても、適切な伴走者とともに、やるべきことを逆算して一つずつこなしていけば、未来は必ず取り戻せると確信しました。もし今、苦手科目の前で立ちすくんでいる人がいるなら、どうか諦めないで、一歩だけでも踏み出してほしい。迷いと不安の中にいた私自身が変われたように、あなたにもきっと変われる日が来ると、心から伝えたいです。

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(土日祝日、年末年始、夏季休業日を除く)
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