【2浪 薬学部】留年確定から半年で未来を取り戻した復活劇

薬学部 2浪

浪人を二度経験して東京の薬学部に進学した私でしたが、入学直後からつまずいてしまいました。前期必修7科目のうち6科目を落とし、1年目での留年が確定したとき、「このままでは薬剤師の夢どころか、学生生活すら続けられないかもしれない」と本気で思い詰めていました。物理はもともと苦手で、高校時代に生物は履修しておらず、数学Ⅲも理解が浅いまま受験を終えていました。そこに加えて新型コロナの影響で授業はオンライン中心。誰とも話さず、自宅に引きこもる日々が続き、焦りと自己嫌悪ばかりが募っていきました。

そんな私に転機をもたらしてくれたのが、ウェルズのマンツーマン指導でした。最初の面談で担当の先生は、大学から配布された過去問と自分の答案、そして初回の学力チェックテストを机いっぱいに広げ、科目別・単元別に整理してくださいました。そして、「合格に必要な知識は、この範囲」と、蛍光ペンで具体的に示してくれたのです。広すぎて途方に暮れていた勉強範囲が一気に絞られ、「これなら自分でもやれるかもしれない」と初めて希望が見えました。

指導は週1回120分の対面形式。前半の60分では、物理と生物の理解不足な単元を絞って集中講義。後半は数学と化学の演習問題に取り組み、その場で即添削を受けるという流れでした。疑問を翌週に持ち越さないこのサイクルが、勉強への不安を徐々に取り除いてくれました。さらに、先生が私のノートを「考え方→公式→例題→応用問題」という流れで再構成してくれたことで、知識が頭の中で整理され、暗記頼みだった学習から脱却できました。

特に試験前には、応用問題を起点に基礎へさかのぼる“逆流復習”という方法で、理解の穴を一つずつ埋めていきました。この手法が非常に効果的で、「わかったつもり」で流していた部分が次々と見つかり、自信を持って問題に向き合えるようになったのです。

勉強だけでなく、生活習慣の立て直しも重要なテーマでした。先生との共有カレンダーに、毎日の起床・就寝・学習時間を記録し、学習内容の進捗も書き込むことで、生活リズムが可視化されました。毎日先生からコメントが入り、それが大きな励みになりました。誰にも相談できず孤立していた時期から一転、支えてくれる存在がいるという安心感が、心の支えになっていました。

そして迎えた再試験当日。問題用紙を開くと見たことのある形式の問題ばかりで、手が自然と動き、解答用紙を自信を持って埋めていきました。結果は、落単した6科目すべてに合格。進級が決まったときには、留年が確定して絶望していたあの日々がまるで遠い過去のように感じられました。

後期は欠席ゼロで出席し続け、1日の学習時間も前期の倍に増加。現在は2年次の専門科目を先取りしながら学習を進めています。あのとき、自力ではどうにもならなかった私が、たった半年でここまで変われたのは、正しい順序と、寄り添いながら導いてくれる伴走者がいたからにほかなりません。

留年という崖っぷちからでも、未来は取り戻せる。今まさに壁にぶつかっている人がいたら、どうか伝えたいです。今感じている絶望は永遠ではありません。私がそうだったように、あなたにも必ず「変われる瞬間」が訪れます。

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(土日祝日、年末年始、夏季休業日を除く)
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