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薬剤師国家試験対策

試験の概要

薬学部生として、数々の厳しい科目や試験、実習を突破してきたあなた。
薬剤師を目指す学生にとって、最後の関門が薬剤師国家試験です。
今までの努力は全て、この試験を突破するために行ってきたものです。
この試験を突破しなくては、憧れの薬剤師として働くことは出来ません。

6年制の薬学部を出たけれども資格がないという状態にならないように、国家試験の対策は時間をかけてしっかり行いましょう。

薬剤師国家試験は毎年3月上旬の土日に2日間に渡って行われ、3月末に合格発表があります。2012年3月には、6年制課程導入に伴い新しくなった国家試験が初めて実施されました。

その際の新卒合格率は、95%を超えるという非常に高い数値でした。
この背景には、第一回目ということで出題内容がそんなに難しくなかったことや、確実に受かる学生のみが受験したことなどがあります。

2013年からは、卒業留年者が受験をするため、合格率は下がるとみられています。

新薬剤師国家試験について

平成23年度から新たな薬剤師国家試験の問題区分及び科目が実施されておりますが、平成30年8月に新たに基本方針がまとめられ、一部が改正されました。具体的には厚生労働省発表を確認ください。

とくに下記点の確認が必要です。

1 合格基準が絶対評価から相対評価に変更

2 必須問題の合格基準

3 過去に出題された試験問題の取り扱い 

出題範囲

厚生労働省発表

薬剤師国家試験には、必須問題試験と一般問題試験があります。
一般問題試験は、薬学理論問題試験と薬学実践問題試験に分かれます。

問題数は全345問でマークシート方式。
必須問題は1問1分、一般問題は1問2.5分で解く時間配分になっています。

必須問題試験 90問

物理・化学・生物15問
衛生10問
薬理15問
薬剤15問
病態・薬物治療15問
法規・制度・倫理10問
実務10問

一般問題

薬学理論問題試験 105問

物理・化学・生物30問
衛生20問
薬理15問
薬剤15問
病態・薬物治療15問
法規・制度・倫理10問

薬学実践問題試験 150問

物理・化学・生物(複合問題)15問
衛生(複合問題)10問
薬理(複合問題)10問
薬剤(複合問題)10問
病態・薬物治療(複合問題)10問
法規・制度・倫理(複合問題)10問
実務20問+65問(複合問題)

必須問題試験

全領域から出題され、薬剤師として特に必要な基本的資質を確認します。
共用試験と同様、五肢択一の問題で、基礎的な内容が問われます。
CBTレベルの問題ですが、合格基準が高いため、ここで確実に得点しないと合格は厳しくなります。

薬学理論問題試験

「実務」を除く全領域から出題されます。

薬学実践問題試験

「実務」と「実務」以外を組み合わせた複合問題(130問)と「実務」(20問)が出題されます。

合格基準

2012年3月の第97回薬剤師国家試験から導入された新国家試験。
その合格基準は、旧国家試験と比較すると確実に厳しくなっています。

以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。(禁忌肢の選択状況を加味する)

① 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準に より設定した得点以上であること。

② 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。

科目ごとに足切点が設けられているので、特定の分野が苦手な場合は合格が難しくなります。

合格のためには苦手分野は絶対克服しなくてはいけません。

国家試験突破のために

6年制課程への移行に伴い、国家試験も大きく変わりました。
まず、問題数が全345問と、4年制試験の際の240問から105問増えています。

また、実務系の問題が大幅に増加し、より実践に即した知識と問題解決能力が問われています。

例えば、薬学実践問題の多くは、「実務」とそれ以外の科目を組み合せた「複合問題」として出題されます。
全体として130問出題される複合問題では、症例や事例をもとに、実務の現場で薬剤師が直面する問題を解決するための資質や総合力が問われるため、今まで以上に学習内容の深い理解が求められます。

さらに、従来の試験と同様に、新薬剤師国家試験でも、過去に出題された問題が全体の約20%出題されます。そのため、事前にどれだけ既出問題の対策をしているかが合否の分かれ目になります。過去問は時間をかけて取り組み、解けない問題がないようにしましょう。

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